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電力メーターとの一体化で“電力の見える化”が加速

機器の使用電力を電力メーター内蔵PLCアダプターでリアルタイム表示

「HD-PLC」が創る社会を象徴する「グリーンユビキタス」関連では、パナソニックコミュニケーションズがPLCを利用する電力測定装置によって、家庭電化製品の消費電力量の“見える化”を実現する「電力モニタリングシステム」を紹介。日本では、PLCアダプターと電力メーターを使って使用電力を“見える化”する「グリーン東大工学部プロジェクト」が進行中だが、今回出展したものはアダプターと電力メーターを1つに統合した世界初のもの。アダプターとメーターを別々に用意して設置する必要がなくなるため、使用電力の見える化に取り組みやすくなる。デモでは扇風機とルームランプの使用電力を、この一体型アダプターを使って、別の場所にあるパソコンやテレビ画面で確認する様子が紹介された。

Eubiqが出展したPLC機能搭載のコンセントシステム

「ホームコントロール」のコーナーでは、シンガポールのEubiqが「HD-PLC」の機能を内蔵し、差し込み口がレールのようになったコンセントシステムを出展した。これは一種の電源タップだが、コンセントをレール状にしており、どこにでもプラグを差し込める。電源を取る場所を機器の配置に合わせて自由に調整できる点が魅力だ。

新しいビジネスモデルを提供

リコーUSAはプリンターとPLCアダプターを使ったビジネスを紹介

「HD-PLC」を活用したビジネスを紹介する出展もあった。リコーUSAは、SOHO向けホットスポットプリンターを展示した。このプリンターは、無線LANやPLCアダプターを介してネットワークにつなぐ機能を持っている。例えば、勝手に持ち去られたくない書類を印刷する際には、プリンターに近い場所にノートパソコンを持ってきてそこからPLC経由でプリントアウトができる。セキュリティを確保しながらプリントできる仕組みだ。また、オフィスのレイアウト変更の際にもネットワーク配線をやり直す必要がないことも大きなメリットだ。「HD-PLC」が、SOHO向けの新しいビジネスモデルを生み出せることに、来場者は深い興味を持っていた。

「HD-PLC」方式が世界的な標準に

ブース受付にてプレスリリースを展示

データの高速伝送に優れている「HD-PLC」が採用している方式が2008年12月、標準化を進めているIEEE P1901委員会で基本技術として承認された。CES開幕前日の1月7日にプレスリリースされたこともあり、来場者の国際展開に関する関心も高く、PLCの今後の動向について、来場者とブースの技術スタッフが活発に意見を交わす様子が見られた。ブースではその他、ブラジルや中国の業界団体とのアライアンスも紹介。「HD-PLC」がグリーンユビキタスを各国で推進していることを来場者に印象づけた。(ラスベガス発HD-PLCマガジン編集部)

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