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HD-PLCアライアンス

2010 CES 展示会レポート

HD-PLCアライアンスは2010年1月7〜10日、米国ネバダ州ラスベガスで行われた世界最大の家電/エレクトロニクス製品の展示会「2010 International Consumer Electronics Show」(CES)に出展した。2009年末、高速電力線通信の世界標準化作業を進めるIEEE(米国電気電子学会) P1901ワーキンググループ(WG)が新しい仕様書(ドラフト2.0)を承認したことで、業界各社でも標準仕様の発行間近と見る向きは多い。

ブースの様子

ブースの様子

ブースの様子

承認間近の世界標準に高い関心

「HD-PLC」方式が電力線通信のベースライン通信技術としてIEEE P1901WGで承認され注目を集めて約1年。各社の意見などを反映させたドラフト2.0が同WGの承認を経て2010年1月4日に公開され、「HD-PLC」のブースを訪れる来場者の関心はさらに高まっていた。この後、今年中に世界標準技術としてIEEEでの最終承認を受ける予定で策定作業が進められる。標準化に向けての議論はドラフト2.0が出るまでにほぼ出尽くしたと見られており、このドラフト2.0の内容にほぼ近い形で最終的な標準仕様が策定されると思われる。

標準仕様の詳細は、PLC機器を開発するメーカーにとって必要不可欠な情報。ドラフト2.0の承認を知らせるパネルの前では、メーカーの技術者らがドラフトの入手方法や今後のロードマップなどを問い合わせる光景が見られた。また会期に合わせて、IEEEが同ドラフト発行のアナウンスと、このP1901を含むIEEEのスマートグリッド技術標準の範囲に触れたプレス発表を行ったことから、スマートグリッド動向に対する関心の高さがうかがえた。
なお、IEEE P1901ドラフト2.0は、IEEE SAのオンラインショップサイトにて発売している。

メインステージの様子

メインステージの様子

メインステージの様子

スマートグリッドの「本場」で続々と展示

Panasonic 参考出品

PLCを利用して電力使用量の見える化を実現する「電力モニタリングシステム」。被測定機器の一例として、扇風機の電力使用量を測定。
Panasonic 参考出品

メインステージでは、「HD-PLC」を活用したインターネットへの簡単接続、簡単設定など利便性向上の事例紹介や、家庭の電力使用量の「見える化」を実現する「電力モニタリングシステム」(参考出品)、家庭と屋外との電力系情報をつなぐスマートグリッド向け「光/PLCブリッジ装置」「電力メータマルチプレクサ」(ともに参考出品)などの応用サンプルを展示。さらに自家発電装置、電気自動車など新しいエネルギー環境に対応するための電力スマート化、エネルギー使用を効率化するスマートグリッドなど今後の応用事例についての紹介などが行われた。特にスマートグリッドはオバマ米大統領の提唱で注目されるようになったという背景もあり、“本場”である米国での関心は高い。上記のIEEE P1901ドラフト2.0公開とも相まって、ステージのスマートグリッド展示及びデモに足を止めて注視し、写真を撮る来場者の姿が多く見られた。またデジタルテレビは、「HD-PLC」アダプターと電力線経由でインターネット回線につなぎ、YouTubeの動画サイトをテレビの大型画面で楽しむシーンを紹介した。

Panasonic 参考出品

基地局基板の「光/PLCブリッジシステム」。
Panasonic 参考出品

ACN HD-PLC BPLAM Smart Grid Application

「電力メータマルチプレクサ」はスマートグリッド向け機器で、電力メータと接続して使用。電力メータの位置をポイントにして、複数の信号制御を行う。
ACN HD-PLC BPLAM Smart Grid Application

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