シャッターの開閉も「HD-PLC」でコントロール
家庭のあらゆるところにある電源コンセントをネットワークの接続端子として使う「HD-PLC」は、今までネットワークとは無縁だったものにも、ネットワークによる新しい機能をもたらしている。その具体例として展示しているのが、電動シャッターの開閉だ。
室内のドアホンのボタン操作でシャッターを開閉できる仕組みだが、ここで使われているのが、電動シャッターなど電動建材の標準インタフェースであるJEM-Aと、インターネットのプロトコルであるIPを変換するアダプター。電動シャッターなどの建材とその操作パネルの間は通常JEM-Aの専用線で結ぶが、それぞれが離れた場所にあるとその線の引き回しが煩雑になる。既築住宅に後付けで施工するとなるとさらに困難だ。
それを解決したのが、このIP/JEM-A変換アダプターと「HD-PLC」対応アダプターの組み合わせ。シャッターと操作パネルのそれぞれにIP/JEM-A変換アダプターを置き、操作パネルからの信号をJEM-AからIPに変換して、「HD-PLC」対応アダプターで家庭内の電力配線を使ってシャッターに送る。シャッターは変換アダプターでそれをJEM-Aに再び変換し、開閉動作を行う仕組みだ。これにより、操作パネルとシャッター間の線の引き回しが不要で、操作パネルの位置を後から変更することも可能になる。
● リビング
ドアホンの操作パネル(下)から「HD-PLC」のネットワーク経由で電動シャッター(上)を開閉。シャッターの右にあるのがIP/JEM-A変換アダプター
検証ハウスでの展示はシャッターだが、電気錠やエアコンなどのJEM-A対応機器にも展開可能で、操作パネル側もパソコンや携帯電話に置き換えることもできる。外出時に施錠を忘れても、携帯電話で電気錠を施錠することも可能になるわけだ。
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