国内でも「HD-PLC」を活用したスマートグリッドの実験を開始
● 国内での電力会社との実証実験について語るHD-PLCアライアンスの荒巻道昌会長
一方、足元を見ると日本国内でも、スマートグリッドの時代を見据えた実証実験が始まっている。福岡市の「HD-PLC」検証ハウスに、太陽光発電システムを取り付けて電力会社と共同で行う実験で、太陽光で発電した電力を発電所からの電力とどう組み合わせるのか、電力線通信で家庭の発電量をリアルタイムで収集できるかなどについて通信システムの観点から検証するものだ。
「特に『HD-PLC』を使ったネットワークで家庭の発電量を収集する点については、お客様へ多様なサービスを提供できるため、実験への関心が高いようです」(HD-PLCアライアンスの荒巻道昌会長)。電力会社の中には自社の光ファイバー網を使って、インターネット接続サービスを展開しているところもあり、既存の通信インフラを活用したスマートグリッドなども構想されている。米国や新興国など電力網が相対的に古い国と違い、日本ではスマートグリッドは無関係と見られる向きもあるが、実は「日本版スマートグリッド」を模索する具体的な動きは着実に進んでいる。
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